ABCレポート

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2016年11月28日(月)10:08:17

【街レポ】都営新宿線“小川町”とはどんな街?

「小川町駅」というと、あまりピンとこない人も多いかもしれない。

しかし「淡路町駅」、「新御茶ノ水駅」とほぼ同じ位置にある駅と言えば、

その位置関係を理解して頂けるだろう。

今回はちょっとニッチな街、東京の「小川町駅」周辺を紐解いてみる。

地下でつながる3つの駅


都営地下鉄新宿線「小川町駅」の、2015年度の1日平均乗降人員は6万8012人。

急行は通過する各駅停車駅であり、

「神保町駅」と「岩本町駅」の間に位置する。

東京メトロ丸ノ内線「淡路町駅」、

同千代田線「新御茶ノ水駅」との連絡運輸がなされており、地下通路でつながっている。

ちなみに「淡路町駅」の1日平均乗降人員は5万6500人、「新御茶ノ水駅」は9万3653人で推移。

開業年は「淡路町駅」1956年、「新御茶ノ水駅」1969年、「小川町駅」1980年。

元々「淡路町駅」と「新御茶ノ水駅」は離れていたが、

都営新宿線が開通したことで、地下がつながったとされる。

「小川町駅」は3つのなかで最も新しい駅でありながら、

最も利用人口が少ない駅となっている。

また「小川町駅」から、JR「神田駅」まで徒歩10分、

JR「秋葉原駅」まで徒歩13分、JR「御茶ノ水駅」までは徒歩9分と、

郊外駅まで伸びる主要駅まで徒歩圏内であることから、駅利用者が分散しているようだ。

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駅を隔てて客層も異なる


アクセスのよさが身上でもある「小川町駅」。

「神田駅」北口側、神田多町2丁目、神田司町2丁目、神田美土代町なども

「小川町駅」の最寄り駅となり、この界隈は零細企業や個性的な飲食店を多く抱えている。

「小川町駅」及び「淡路町駅」から神田川方面あたりも、

「神田駅」北口側といたような企業や飲食店が建ち並ぶ。

そのため平日は界隈で働く会社員や、近隣の会社を訪問する会社員で人がごった返す。

平日の昼はランチで外出するお客が多く、

近隣飲食店の多くは昼営業や店頭販売を行なう。

一方で本郷通りを隔てた「御茶ノ水駅」「新御茶ノ水駅」がある方面は、

大学が多い学生の町であるため、年齢層が若くなる。

オフィス街という性質により、土日祝日は一気に人が減るため、

休業する店もちらほら見受けられる。

神田川を超えた「秋葉原駅」方面は、

観光地でもあるため土日祝日でも人で賑わうが、「小川町駅」まで訪れる人は少ない。

それでも住居者もいる地域で、マンションも混在。

神田小川町1丁目は142世帯、247人、同2丁目には143世帯、234人、

そして神田淡路町2丁目は524世帯、978人が住んでいる(2016年11月1日現在)。

それほど世帯は多くないものの、単身向けマンションも多くある。

スーパーはそれほどないが、ターミナル駅が近くにあるため、

買い物に困らない他、大小病院も立地。

また、スーパー銭湯「神田アクアハウス 江戸遊」(淡路町2丁目)があり、

ランステとしても利用されている。

同ビル内には、運動浴専用プール「神田アクアビクスプール」が入居。

高齢者や子供に親しまれるスポットだ。

さらに、休日や夜は人の往来が少なく静かな町になるため、

住みにくいということもないようだ。

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3駅の三角地帯に3つの大型施設が出店


「小川町駅」のランドマークは、複合施設「WATERRAS(ワテラス)」だ。

2013年4月にオープンし、オフィスとタワーレジテンスの「ワテラスタワー」と、

オフィスとスチューデントハウスの「ワテラスアネックス」の2棟で構成。

両方にカフェやレストラン、居酒屋、スーパーなどが入居しており、地域住民や来街者が集う。

また「ワテラス」には、四季折々の花々が楽しめる庭園があり、働く人々の目を楽しませている。

「ワテラス」と隣接し、同じ時期に開業した「御茶ノ水ソラシティ」も複合施設として知らせる。

スーパーをはじめ、イタリアン、そば居酒屋、ビアホール、タイ料理など多彩な業態の飲食店が出揃い、

上階には教育施設とオフィスが入居する。

同様に2013年にオープンしたのが、

「秋葉原駅」を最寄り駅とする万世橋の「mAAch ecute(マーチ エキュート)」。

ここはバルやクラフトビール店、ラーメン店などの飲食店や、

アパレルが入居しており、定期的にオリジナルイベントを行っている。

オープンから話題を集めていたが、

ここ最近は繁盛している店と閑散としている店がはっきりとわかれてきている印象だ。

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専門店、老舗店が軒を連ねる


以前、【街レポ】の神田編(http://inshokutenkaigyou-abc.com/blog/5516.html)でも言及しているが、

「小川町駅」を最寄りとする界隈には「かんだやぶそば」(淡路町2丁目)、「松竹庵 ます川」(同)、

「神田まつや」(須田町3丁目)など、有名どころのそば店が密集。

またラーメン店も多く、オープン時から行列が続く「麺巧 潮」(淡路町2丁目)、

日本橋の老舗ラーメン店の味を受け継いだ「藤九郎」(小川町2丁目)、

有名ラーメン店「めん徳 二代目つじ田」(小川町1丁目)、

その系列の「肉そば 井関屋」(小川町1丁目)など。

少し歩くだけでラーメン店やそば店を見つけられるほど、麺業態が成熟した街と言えるだろう。

人気の飲食店は、とんかつで有名の「とんかつ やまいち」(神田須田町1丁目)と「とんかつ 万平」(同)、

中華レストラン「神田 雲林」(同)、インドカレーの「スパイスボックス」(内神田1丁目)など。

また会社員が多いことから、打合せ利用や休憩に利用できるカフェも多い。

駅前には「エクセルシオールカフェ」、「ブレンズコーヒー」、

「ドトールコーヒーショップ」、「やなか珈琲店」、「タリーズコーヒー」などが軒を連ねる。

余談になるが、千代田区は路上禁煙地区。

にも関わらず、駅周辺には喫煙所が存在しないため、たばこを吸えるカフェは喫煙室が混雑している。

特に「やなか珈琲店」も、珍しく喫煙室を完備するなどの配慮も。

そうした地域特性も相まってか、居酒屋やバルなど、夜営業の店も喫煙可能な席がある店が多い印象だ。

街を歩くと麺業態然り、とんかつ店、カレー店など専門店が多い。

飲食激戦区の「神田駅」、「秋葉原駅」、「御茶ノ水駅」が近隣にあることから、

総合居酒屋のような売りの不明瞭な店は集客が難しいように思う。

また、昔ながらの古い店がまだまだ現役で繁盛しているため、

新店も抜きん出た特色で差別化をする必要性に迫られるようだ。

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「東京駅」に近い駅密集エリアに似ている


「小川町駅」はターミナル駅に囲まれ、近隣駅を有するオフィス街立地であることを鑑みると、

東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」や同銀座線「京橋駅」、

都営地下鉄浅草線「宝町駅」が似ている駅として挙げられるだろう。

駅同士がつながっているわけではないが、

駅が密集しているエリアであり、近隣には「東京駅」もある。

また「小川町駅」と「淡路町駅」、そして「新御茶ノ水駅」はかなり近い位置にあるため、

商圏は同じと考えて良さそうだ。

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