ABCレポート

ABCレポート

2016年11月22日(火)09:39:17

【街レポ】東急東横線“学芸大学”とはどんな街?

ターミナル駅「渋谷駅」から、東急東横線で4駅。

急行電車も停車するアクセスのよさ、

そして住みやすさから若者から高齢者まで多く居住する地区だ。

今回は、「学芸大学駅」の食、住、遊を見ていこう。

駅前が充実したアクセス良好な駅


「学芸大学駅」は東急東横線のひと駅。

駅名の由来である「東京学芸大学」は、

以前この地にあったことから1952年に駅名として採用されたが、

1964年に東京・小金井市へ移転している。

2014年度の一日平均乗降人員は7万4384人で、

昨年対比1.9%増を記録している。

この数字は、東急東横線沿線のなかでも「自由が丘駅」に次ぐ乗降人員数を誇る(ターミナル駅を除く)。

特急・通勤特急は通過するが、急行が止まるため「渋谷駅」までは最短6分。

このアクセスのよさが、住みたい街の条件に挙がる理由の一つだろう。

2010年には「祐天寺駅」寄りの高架下に、飲食店が揃う「Gakudai-Yokocho 学大横丁」と、スーパー「東急ストア」が誕生。

また2年後の2012年には、「都立大学駅」寄りの同所に、

生鮮食品や惣菜を販売する「Gakudai-Ichiba 学大市場」及び、

サービス・雑貨店が揃う「Gakudai-Komichi 学大小路」がオープンした。

この4つのゾーン「GAKUDAI KOUKASHITA」が完成したことで、これまで以上に利便性が高まった。

蜀咏悄01

商店街が多く、物価が安い


「学芸大学駅」は目黒区に位置し、鷹番2丁目、鷹番3丁目、碑文谷6丁目、碑文谷5丁目を抱える。

駅の東西には、目黒通りに抜ける「東口商店街」と、駒沢通りに抜ける「西口商店街」の大きな商店街が伸びる。

その他「東口商店街」の側に位置し、かつては飲み屋横丁として栄えた「学大十字街」、

碑文谷公園に抜ける「公園通り栄町」、駅高架下に位置する「東急コリドール会」、

駅西口のバス通りに面する「本通り商店街」と、6つの商店街が栄えている。

現在約600軒もの商店が存在しており、平日休日問わず多くの人が行き交う。

スーパーやドラッグストア、アパレル、雑貨店、インテリアショップ、

飲食店などが軒を連ね、競合が激化していることから、物価が安いことも人気の理由。

駅周辺には、目黒区最古の公園と言われる「碑文谷公園」の他、「区立碑文谷体育館」、「碑文谷野球場」などもある。

また、軟水風呂で有名な「千代の湯」(鷹番2丁目)、

天然温泉の「ぽかぽかランド鷹番の湯」(同)など、住民の憩いの場となる銭湯も点在する。

駅前から少し歩くだけで閑静な住宅街となり、アパートや一戸建てが林立。

昔ながらそこに居を構える家庭の他、

他エリアから移り住んできた若い単身者も多く、老若男女が集う街だ。

特に移り住んで来る若年層は、音楽関係や美容師、クリエイティブ職の人が多いと言われている。

一方で碑文谷エリアは、隣駅の「都立大学駅」との中間に位置。

この当たりは、大規模区画に建てられた一戸建てや高級マンションが並ぶ高級住宅地として知られる。

余談だが、目黒区は居住区で住民が多いのに対して駅が少ない。

その代わり、「目黒駅」から頻繁にバスが出るため、

碑文谷エリアや目黒通り界隈に住む人は、バス利用者やタクシー利用者がほとんどだ。

蜀咏悄02

個性的な店が多く、遠方客を惹き付ける店も


「学芸大学駅」には個人飲食店が点在。

個性的な店が実力を発揮する街だ。

先述の「学大横丁」内には、ラーメン店「中野 青葉」、

焼き鳥屋「しま」、お好み焼き「かまくら」など13店が入居する。

遠方から目的来店する人気店も多く、予約が取りにくいバル「オステリアバル リ・カーリカ」(鷹番2丁目)、

大人気のイタリアン「ステラ」(鷹番3丁目)、南仏プロヴァンス料理が味わえる「ラ・プロヴァンス・グルマン・オリヴィエ」(同)、

寿司以外にも小鉢料理が自慢の「すし屋の芳勘」(同)など。

そば店では「蕎や月心」(中町2丁目)や、「石はら 学芸大学店」(鷹番2丁目)、

ラーメン店ではミシュランにも掲載された「麺処 びぎ屋」(同)、駅周辺で2店を展開する「麺やすする」(同)、

担々麺の「香氣 四川麺条」(中央町1丁目)など、麺業態の激戦区にもなっている。

店舗数の多い業態でいえば、麺以外にカフェやパン屋も増加傾向にある。

例えばアサイーボウルが人気の「エンポリオ」(鷹番3丁目)、オーガニックカフェの「ミドリエカフェ」(同)、

隠れ家的な雰囲気の「トルス」(下馬5丁目)、ペット同伴も可能な「アネア カフェ」(中央町1丁目)、

地下1階から3階までの4フロアで構成する「カーサ ビアンカ カフェ」(鷹番3丁目)など、

どれも食事だけでなく、内外装やインテリア、ファーニチャーなどに趣向を凝らした店が多い。

こうしたおしゃれなカフェが、学芸大学=おしゃれな街というイメージを助長しているようだ。

蜀咏悄03

目黒区住民は40代が最多。二世帯家族も多い


「学芸大学駅」周辺の人口は、鷹番2丁目で1920世帯、3036人、

鷹番3丁目で2062世帯、3120人で推移(2016年11月現在)。

2014年に目黒区が実施した「目黒区世論調査」(※1)によると、

鷹番住区を含む「中央」(※2)に住む、居住年数は20年以上が55.8%と、長期居住者が多い。

また、「中央」に「ずっと住んでいたい」と回答した割合は59.9%、

「当分の間は住んでいたい」が34.5%と、定住意向を示した割合は9割を超えている。

目黒区全体で見ると、住んでいる男性の割合は40.7%、対して女性は58.6%と女性の方が多い。

年代のバランスはほぼ同等であり、30代18%、40代19.5%、50代15.5%、60代16.3%、70代12.8%。

20代は9.5%、80代以上は7.9%と少なくなっている。

世帯構成は二世帯家族が最も多く、43.2%。

次いで夫婦のみ25.3%、一人暮らし22.2%と続く。

家族構成の最多は、「65歳以上の人がいる」で40.4%。

「就学前の乳幼児がいる」8.1%、「小中学生がいる」10.8%と、子供を持つ家庭は比較的少ない印象だ。

こうしたデータから見ても、目黒区には二世帯家族が多く住んでおり、生産年齢人口の割合も高い。

60代以上の割合が37%と、若い世代が多く占めていることがわかる。

実際に昼間に商店街を歩いてみると、子供を連れた若い家族連れが多く見受けられた。

一方で夜は若年層のカップルやグループ、仕事帰りの会社員が街を歩いている様子が見られた。

蜀咏悄04

地域に根づく店を目指せば永続経営可能!


「学芸大学駅」周辺の大きな商店街を有する町並み、

裏手に広がる住宅地の様相を鑑みると、東急目黒線「武蔵小山駅」の雰囲気と似ている。

「武蔵小山駅」も大きな商店街があり、街に古くから住む住民が多い。

最近は若い世代が移り住んでいる他、個性的な飲食店が増加している点でも「学芸大学駅」に近いだろう。

同じ東急東横線沿いで見ると隣の「都立大学駅」、

「大倉山駅」も駅前商店街が充実しており、住む街としての魅力も高い。

「学芸大学駅」周辺は、飲食店が多くどの業態も競争が激化していることから、新陳代謝が早い。

商売が難しいエリアではあるが、その分見込み客は多い街。

一度地域に受け入れてもらえれば、永続経営できる可能性を秘めている。


 1 目黒区世論調査

目黒区在住の満20歳以上の男女個人、3000人を対象とした調査

2 中央

上目黒住区(上目黒4丁目、中目黒5丁目一部、五本木1丁目、祐天寺1・2丁目)、

油面住区(中目黒5丁目一部、目黒4丁目、中町1丁目、中町2丁目の一部)、

五本木住区(五本木2・3丁目、中央町2丁目、中町2丁目の一部)、

鷹番住区(中央町1丁目、碑文谷5・6丁目、鷹番1〜3丁目)を対象とした地区

2017.03.30
【新卒】新入社員奮闘日記 – 番外編 –
ぶっちー008
2017.03.29
【新卒】新入社員奮闘日記 Vol.37
たかみー002