ABCレポート

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2016年11月14日(月)10:47:15

【街レポ】JR中央・総武線、山手線、都営大江戸線“代々木”とはどんな街?

新宿のお膝元、代々木。

今回は、JR「渋谷駅と「新宿駅」の間にある、「代々木駅」にスポットを当ててみよう。

代々木の新スポットは主婦層に人気


最も新しい「代々木駅」の動きで言えば、バスターミナルの移転だろう。

駅東口から徒歩2分の場所にあったJRバスターミナルは、

2016年4月4日に完成した「バスタ新宿」に吸収され、

かつての高速バスのり場は、現在閉鎖されている。

以前より「高速バスのり場がわかりにくい」との声もあり、

わかりやすい場所に移動したことは利用者にとっては嬉しい限りだろう。

また、代々木=受験生の街とのイメージを根づかせた大手予備校「代々木ゼミナール」は、

代々木を本拠に全国で展開。

かつては本部校を含め、多くの建物が代々木1丁目界隈を占有していたが、

2008年に新本部を代々木2丁目へ移転。

1丁目の建物や機能は大幅に縮小された。

その跡地に完成したのが、商業施設「代々木VILLAGE by kurkku」だ。

オープンは2011年11月。

創業プロデュースとして、音楽プロデューサーの小林武史氏が率いる「kurkku (クルック)」が手掛ける他、

音楽プロデューサーの大沢伸一氏、インテリアデザイナーの片山正通氏、

イタリアンシェフの笹島保弘氏など、各界のプレイヤーが起用されたこともあり、

代々木のニュースポットとして話題を集めた。

現在も近隣に住むママや主婦層などが通う様子が見られる他、

夜はクリエイティブな人々がお酒を楽しむ光景が見られた。

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会社員と学生が混在するエリア


「代々木駅」周辺を歩くと、会社員と学生が多い印象を受ける。

エリアによってその属性は若干異なり、「山野美容専門学校」を抱える駅西南側は、

美容学校らしい10〜20代前半の学生が多く、

「NTTドコモ代々木ビル」がある駅北東側はスーツを来たサラリーマンが多い。

一方、比較的アパレル系やデザイン系企業が多い、

東京メトロ副都心線「北参道駅」やJR「千駄ヶ谷駅」に近くなるにつれ、

クリエイティブ系の私服会社員が多かった。

また「新宿駅」に近いことや「明治神宮」、「新宿御苑」があることで、

訪日外国人もちらほら見受けられる。

「代々木駅」を最寄りとする企業は、前述のNTTドコモをはじめ、

新日本出版社、フジタ本社など。

その他にも日本共産党中央委員会本部、

日本ムスリム協会なども代々木に籍を置く。

学校が多く、東京スクールオブビジネス、代々木アニメーション学院、

服部栄養専門学校、日本デザイン専門学校なども抱えている。

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千葉方面からのアクセス良好


代々木には、山手線、中央本線の2路線、

都営地下鉄大江戸線が乗り入れる。

「新宿駅」に隣接する他、千葉方面、高尾方面へ向かう電車が通るため、

郊外から都心へのアクセスも良好だ。

JRの2015年度1日平均乗車人員は7万200人。

ここ7年は6万9000人〜7万人の間で増減を繰り返しており、

大幅な人員拡大には至っていない。

都営線の2015年度1日平均乗降人員は3万6892人(乗車人員でみると1万813人)で、対前年比4.2%増。

 「代々木駅」を含めた界隈の人口は、代々木1丁目で1772人、代々木2丁目で1866人、代々木3丁目で2758人、千駄ヶ谷4丁目で1046人、千駄ヶ谷6丁目1462人(2015年1月末時点)。代々木2丁目及び3丁目は、小田急小田原線「南新宿駅」にも近く、戸建て住居やマンションが密集。

一方、新宿御苑がある千駄ヶ谷6丁目も住宅地としての印象が強い。

2010年東京都の調査によると、渋谷区の昼間人口は52万698人、夜間人口は20万4492人で推移。

「代々木駅」も会社員や学生が多い“通う街”であることから、昼間人口の割合が高い。

その影響もあり、界隈にはスーパーやドラッグストアなどの生活用品店が少ない。

界隈に住まう人々は、日用品から食品、衣料品などすべが揃う「新宿駅」で買い物を済ませているようだ。

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駅前にはチェーン店が多いが名店も存在


「代々木駅」周辺の飲食事業を見ると、駅前はチューン店が強い。

「プロント」や「スターバックス」「タリーズ」「ドトール」などのコーヒーショップをはじめ、

「富士そば」「かつや」などの有名チェーンがひと通り揃っている。

昼の12時前後になると各店が混み出し、すぐに満席になる傾向が強い。

またテイクアウト弁当の店頭売りを行なう店もあり、500円前後の安さを売りにしている。

また、個性的な店も多いことも特徴。

 昭和40〜50年代のレコードジャケットに囲まれた「昭和タイムスリップ酒場 代々木ミルクホール」(代々木1丁目)、本格的ドイツ料理が楽しめる「TANNE(タンネ)」(同)、地階にある隠れ家的人気居酒屋「よよぎあん」(同)、クラフトビール専門店「Watering Hole(ウォータリングホール)」(千駄ヶ谷5丁目)、予約困難なビストロ「煮こみやなりた」(同)、コスパの高いランチでも有名な「ビストロひつじや」(代々木1丁目)など。近年JR駅構内に出店している「野菜を食べるカレーcamp(キャンプ)」(千駄ヶ谷4丁目)の1号店も、代々木が発祥。「camp」人気の高まりからか、同店の両隣にもカレー店が出店している他、代々木自体にカレー店が増えているようだ。

こうした昼間人口の多い駅であるのに対し、意外にもラーメン店が少ない。しかし、魚介豚骨ラーメンを提供する「麺恋処 いそじ」(代々木1丁目)、新潟のご当地ラーメンの店「Miso Noodle Spot 角栄 KAKU-A」(千駄ヶ谷5丁目)、魚介系つけ麺の「風雲児」(代々木2丁目)、海老を使った1杯で有名な「つけ麺 五ノ神製作所」(千駄ヶ谷5丁目)など、都内屈指の有名店もある。

駅前はチェーン店が固まっているため、同業態の個店は少ない。

ただ「新宿駅」や「南新宿駅」、「北参道駅」までは徒歩圏内のため、

各駅までの道程には個店がぽつぽつと存在。

一方で、夜はターミナル駅である「新宿駅」まで行って飲むという人も多いため、

代々木に引き止めるための要素が必要だろう。

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「新宿駅」の再開発でより身近な駅に


ターミナル駅に近く、オフィスと住宅地が混在するエリアで言うと、

JR「東中野駅」や「恵比寿駅」と似た雰囲気がある。

単身者が多く住むという側面から見ると、「恵比寿駅」の方が近く、

人の流れが近隣駅へ流れるという意味では「東中野駅」が似通っている。

似ている駅名の「代々木上原駅」や「代々木公園駅」とは、全く異なる雰囲気があり、

「代々木駅」が最も平日の人の流入が高い駅と言えるだろう。

冒頭で説明した「バスタ新宿」が誕生した「新宿駅」新南口は、

最も「代々木駅」に近い出口。

「バスタ新宿」の下に、商業施設「NEWoMan(ニュウマン)」が誕生したことで、

これまで以上に「代々木駅」が近くなった。

そのため近い将来、「代々木駅」東口エリアは大幅な値上げが見込まれる。

不動産のプロが“買い”であるとメディアで述べたこともあり、

今後移住する人も増えるかもしれない。

まだチェーン店の勢力が強い代々木だが、

「新宿駅」から歩けることもあり、目的来店客を取り込む、

隠れ家的な飲食店があってもよいだろう。

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