ABCレポート

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2016年11月7日(月)11:59:43

【街レポ】東急東横線と東急大井町線“自由が丘”とはどんな街?

おしゃれな街、高級な街、スイーツの街……と、

住みたい街ランキング上位の常連として知られる自由が丘。

今回はそんな自由が丘の街に迫る。

セレブなイメージは隣接する田園調布の影響


 

自由が丘と聞くと、セレブなイメージがある。

これは、隣接する高級住宅街の田園調布(大田区)の影響を多分に受けているためだ。

というのも東急東横線の隣駅である「田園調布駅」には、

買い物をする場所がほとんどない完全な住宅街。

そのため「田園調布駅」に住まう可処分所得の高い人々は、

自由が丘界隈で買い物するため、

自由が丘は“セレブ御用達の街”として栄えるようになった。

また、田園調布はヨーロッパの街並みを参考に作られたとされており、

自由が丘もまたその傾向がある。

例えば、「自由が丘駅」の北側に位置する、

イタリア・ベネチアを模したショッピングモール「La Vita(ラ・ヴィータ)」。

ベネチアゴンドラが浮かぶ水路が流れ、

石畳の通路にレンガ造りの建物と、まさにベネチアそのものだ。

一方で、駅南側にある「マリ・クレール通り」は、

フランスの街角を彷彿させる通り。

広い遊歩道であり、中央に植えられた街路樹の横にはベンチが配置されている。

このベンチは買い物客や犬の散歩途中の人が座って語らう、

休憩スペースとなっており、平日でも多くの人で賑わっている。

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都内、神奈川へのアクセスも良好


 

自由が丘は目黒区南部に位置し、先述の通り大田区と隣接。

自由が丘1〜3丁目までに住む人口は、7353人(2014年1月時点)で、

1丁目が2548人、2丁目が2665人、3丁目が2140人で推移する。

「自由が丘」駅の周辺は商業施設や飲食店、服飾店などで賑わうが、

駅から徒歩10分もしないうちに住宅街に到達する。

駅周辺にはスーパーをはじめドラッグストア、

コンビニなど何でも揃うため、住む街としては非常に利便性の高いエリアだ。

さて、次は「自由が丘駅」の事情も見てみよう。

「自由が丘」駅は、東急東横線と東急大井町線の2線が乗り入れる駅。

2015年度の1日の乗降人員は、東横線で9万6158人と、対前年比1.3%増、

大井町線で5万3617人、同比2.5%増と両線ともに乗降人員が増加傾向にある。

主要なターミナル駅へのアクセスもよく、

「渋谷駅」まで東急東横線で9分、「横浜駅」まで同線で17分、

「新宿駅」へは「渋谷駅」経由で16分、「品川駅」は「大井町駅」経由で14分だ。

渋谷方面と横浜方面へ向かう東横線と、

大井町方面と溝の口方面へ向かう大井町線の2線があることは、

都内や神奈川で働く人にとっても利便性の高い路線となっている。

また、駅東南方向には東急目黒線「奥沢駅」が、

西南方向には東急大井町線「九品仏駅」があり、どちらも徒歩圏内だ。

一方で自由が丘のネックは、道幅が狭く人が溢れていることだろう。

それを証拠に「自由が丘」駅周辺は、

慢性的な交通渋滞に悩まされている。

駅周辺を歩いてみるとわかるが、

車と人が接触しそうなほどの狭さだ。

また路上駐車の問題も懸念されている他、

未だ踏切があることから車や人の流れが滞っている。

これらの解消のため、駅周辺道路の拡幅などの整備構想もあるが、

地元商店街の反対が強く、実現の目処は立っていないという。

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個性的なショップが入居する複合商業施設とスイーツの街


 

自由が丘にはインポートブランドの旗艦店があったり、

名だたる名スイーツ店があったりと、訪問すべき価値がある。

そのため、自由が丘には平日、休日に関わらず人で溢れている。

若い学生から年配の人まで、

女性やカップルが多く回遊している印象を受けた。

年配のお客が足しげく通うのが、

線路沿いに立地する「自由が丘デパート」(自由が丘1丁目)。

ここは昭和23年に開設されたデパートで、

服飾、雑貨、飲食店など約100軒もの店がひしめく複合商業施設だ。

近年では自由が丘らしい、個性的なショップが入居する商業施設も出店。

例えば、駅より徒歩3分の場所にある「Luz自由が丘」(自由が丘2丁目)、

手に届く上質をコンセプトに、

独創的なカフェや雑貨屋が集まる「Treinchi(トレインチ) 自由が丘」(奥沢5丁目)なども出店する。

また、自由が丘といえば日本で初めてのスイーツテーマパーク「スイーツフォレスト」(緑が丘2丁目)が誕生した地。

その効果もあり、自由が丘=スイーツというイメージを抱く人も多い。

さらに街をあげてスイーツの祭りを行なっており、

毎年ゴールデンウィークに開催される「自由が丘スイーツフェスタ スイーツハートプロジェクト」には、

遠方から多くの人が押し寄せる。

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駅前は小規模店が多く、軽食店は激戦区!


 

これだけ自由が丘には買い物をするスポットが多く

昼の街の印象が強いが、夜はどうだろう。

再三言っている通り、自由が丘は住宅エリアを抱えているため、

帰ってくる街であることから、夜も昼同様に人が多く歩いている。

昼夜の客層の違いは、年配の方々がいなくなるため、

年齢層は夜の方が若くなるといった程度だろう。

では、飲食店事情はどうか。

駅周辺の飲食店は、小規模の店が多く、大箱の店が少ない印象を受ける。

またパン屋やカフェ、スイーツショップなどの軽食やテイクアウト主体のショップが非常に多く、競争が激化している。

自由が丘で人気店の酒場と言えば、

1936年創業の大衆酒場「金田」(自由が丘1丁目)、

比内地鶏をはじめとする秋田の郷土料理を提供する「本家比内邸」(自由が丘2丁目)、

海鮮居酒屋「すず家」(自由が丘1丁目)、唐揚げのコース料理を提案する唯一無二の「とよ田」(緑ヶ丘2丁目)など。

また、フレンチやイタリアン、和食など、客単価1万円超のレストランも点在。

昼も夜もおまかせコース1本のみ完全予約制のイタリアン「mondo(モンド)」(自由が丘3丁目)、

式場としても人気のフランス料理店「ラ・ビュット・ポワゼ」(奥沢6丁目)、

洋館で食す京料理を提案する「カフェ ド イシス」(自由が丘1丁目)など、

これらはどれも駅より徒歩10分近くの外れにあり、閑静な住宅街で営業しているのが特徴だ。

歩いてみた感じは、都心で最近流行の兆しを見せている大衆酒場など、

あえて泥臭さを打ち出す酒場が少ないように思う。

余談ではあるが、ある店主から「自由が丘は昔気質なところがあり、

自治体が強い」と聞いたことがある。

新規出店する際は、自治体の賛同を得られなければやりたい業態もできないという地域性もあるようだ。

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整備された街並みは代官山と似ている


 

自由が丘は、訪れる客層から見ると代官山や青山、中目黒に似た雰囲気を持つ。

どの街にもハイセンスなショップがある、街並みが整備されているなど、

買い物客を誘致する魅力に溢れている点が類似している。

一方で、駅前繁華街とそこを囲むように住宅街が広がる構成は、恵比寿や目黒にも似ているように思う。

自由が丘に訪れる人は、目的を持って来る人が多い。

そのため、行ってみたいと思わせる突出した何かがあるとよいだろう。

また、可処分所得が高い人が住む・来る街であることから、

多少高客単価でもニーズはあるため、商売が成立すると考えられる。

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