開業実例

BeforeAfter

Concept

マンションの外観にふさわしい看板でないとNG
よいパートナーに恵まれて納得の出来に!

篤-ATSU-

業種:
イタリアン・フレンチ
予算:
面積:
5坪 (16.53㎡)〜
地域:
台東区
初期設備:
居抜き

外観

一番こだわったのが、お店の顔となる外観。イタリアカラーのグリーン・白・赤のテントを張り、看板とお店の入口は明るい色調の木目にグリーンと赤を配してイタリアンであることと温かみを表現。ロゴ入りの提灯は友人からの開店祝いだ。

店内

ほぼ居抜きをそのまま使用してコストダウン。照明はシンプルなものにチェンジした。TVモニターにメニューボードを掛け、ランチとディナーの両面使い。サッカーの試合があるとメニューを外しスポーツバー仕様にすることもある。

店内

以前は左のガラス扉を使用不可にして奥の扉が出入り口になっていたが、浅草通りに面した入口を使わない手はないと、こちらを出入り口に。サッシに木目調のテープを貼って看板と統一感を持たせた。

 

 

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「篤-ATSU-」は2015年5月にオープンしたカジュアルイタリアンのお店だ。東京メトロ稲荷町駅から徒歩1分、上野駅から歩いても7分、浅草通りに面した絶好の立地。
前職の蒲田のお店で9年、計18年イタリアンの修行を積み、40歳になるのを機に独立を果たす。気軽にイタリアンを楽しんでほしいと、ワイン、焼酎、バーボンなどいろいろなお酒を合う料理を提供している。オススメメニューは、ムール貝のオーブン焼きと凍みこんにゃくのカツレツ。「特にカツレツはお肉のような食感で、言わなきゃ絶対こんにゃくだと分からないと思います。皆さん美味しい美味しいと食べてくださってます」と内田さん。客層は周辺のサラリーマンと地元の方。1年経ってようやく常連客がついてきたと手応えを感じられるようになってきた。

今回は、「篤-ATSU-」の施工をされた会社の中村健夫さんにご同席いただき、開店までの苦労話や1周年までの道のりについてお話をうかがった。

―まずはお二人がタッグを組むきっかけは何だったのでしょうか。

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内田:ABC店舗さんを介してこの店舗に決めて契約までいったんですが、まずマンションのオーナーさんに外装デザインを提出して許可が下りないとオープンできない取り決めでした。私は何せ初めてで、どれぐらい費用がかかるものなのか、どのくらいの期間がかかるのかまったく分かりませんでした。最初は知り合いのデザイナーに頼んで案を出してもらったんですが、「マンションの外観にそぐわないものはつけないでくれ」と却下されてしまって…。困り果ててABC店舗の担当者さんに相談し、中村社長を紹介していただきました。

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中村:私どもは35年ほど内装をやっていますので、外観デザインの訴求効果や金額との釣り合いが大体どれくらいか経験上分かります。内田さんのケースはあまりにも法外でしたし、よそ様のことを悪くは言いたくないですがデザインがあまりにもひどかった…。

内田:赤丸に肉バルって書かれたデザインで、あれではオーナーさんが納得しないのも分かります。イタリアンのイメージとはかけ離れていましたし、そのうえ外壁も塗りたいと言い出して、もっての外だと怒られました。

中村:確か外装のデザインとロゴをちょっと考えただけで100万円近い金額でしたよね?

内田:そうなんです。デザイン費だけで80万円くらいで工事費は別途かかると言われまして…。それが正規の値段なんだと思ったんですが、さすがにそれじゃ手が出ないということもあってご紹介いただいた中村さんに相談したら「こんなのは高すぎる。すぐに止めなさい」とはっきり言ってもらって、やはりこれは法外なんだと気づきました。それから中村さんにお願いすることにして、改めてデザインや見積りを出してもらいました。結果的にあのデザインがNGでよかったですよ(笑)。

中村:うちの方で取りあえず概算デザイン、プランを考えて、オーナー様にご了解いただいて、内田さんに見積をご提示して納得していただきお手伝いという形になりました。

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―契約後はどのような形で進んだのでしょうか。

中村:うちの会社に来ていただいたり途中で待ち合わせをしたりして、デザインやご予算の打合せをしました。

内田:他のお店さんでちょっと気に入ったデザインがあったら中村さんに見てもらって、こんな感じにできますか?と提案しましたね。

中村:そうでしたね。一緒に見に行って、こういう雰囲気の看板がいいと具体的に提案してくれたので、こちらもイメージをつかみやすかったです。

内田:中村さんは当初から友だちみたいに接してくれたので、何でも相談しやすかったです。打合せが終わったらそのまま飲みに連れて行ってもらったりもしました。

中村:そのとき実は話をしながら内田さんの人柄や好みを推し量っていたんですよ。ご依頼主とコミュニケーションと取って意見を交わしながら進めていくと、出来上がったときに双方のイメージに差異が出ないんですね。最初にご予算と好みを聞いて業者がバーッと作っちゃうと最後にズレが出てしまう。お互いに一生懸命やっていたのにとても残念な結果になってしまうんです。だからコミュニケーションは非常に大事なんですよ。

内田:僕も1年経ってみて思いますが、最初は自分の理想ばっかり追ってしまって、こうやりたいああしたいと素人考えで奇抜なものや目立つことを考えてしまう。それで上手くいったかどうか…外観はお店の顔ですからね。中村さんの、経験者の意見を聞いて間違いなかったと思っています。

中村:押しつける気はありませんが、経験上ね、こっちの方がいいんじゃないですか?というアドバイスはさせていただきました(笑)。特に飲食店はたとえば100人いたらそのうちの過半数にいいなぁと感じてもらえる最大公約数を引き出すものがいいと思うんです。それと内装に関しても、あまりお店が色づけをしてしまわないことをお勧めしています。お客様はさまざまな服装をして来店されますよね。お店の雰囲気というのはお客様が着席されて初めて完結するといいましょうか、ですので割合モノトーンや少ない色味で押さえた感じがいいかなと。あとは使い勝手も含めて、経営者さんの意見を聞きながら進めていきます。

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―「篤-ATSU-」の場合はいかがだったんですか。

内田:テーブルやカウンターの木の感じを活かして、店内はあまりいじらずに居抜きのまま使っています。大きな違いは入口ですね。前のオーナーさんは浅草通りに面した自動ドアを使わずに側面のドアを使っていたんですけど、せっかく通り沿いにあるのに使わないのはもったいないと思いました。

中村:自動ドアの枠は金属のサッシだったので、木目調のシートをご提案させてもらいました。この方が雰囲気がいいでしょう?

内田:サッシだと冷たい感じがしますからねぇ。その提案は有り難かったです。何種類か木目調シートのサンプルを見せてもらって、外の看板と統一感が出る色を選びました。

中村:お客様はまず外観の印象でそのお店に入るか入らないか決めると思います。ケバケバしくなく温かみを感じてもらえる雰囲気が内田さんに合うと思ったので、提案を喜んでもらえてよかったです。

内田:あとご覧の通り収納がほとんどないのがネックでした。自動ドアの並びの壁に一応棚がありましたので、中村さんに頼んでもう一段棚をつけてもらって二段にしました。私物を置く場所もないので、棚の下にカーテンを付けて隠せる場所を作りました。

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―オープンまでは順調でしたか。

内田:そうですね。契約が2月末で、当初は4月にはオープンする予定だったんですが、結局中村さんと知り合うまでに1ヵ月くらい無駄になってしまいました。オープンは5月末でしたが、オープン前に中村さんに協力していただいて祭りで模擬店を出したんですよ。

中村:そうそう!5月の上旬でしたかね。神輿が出てすごい人出だったんですよ。

内田:すぐ近くの下谷神社は下町で一番早い夏祭りといわれていて、みんな神輿を担ぎに来るんですよ。まだ工事中だったんですが、その祭りで模擬店をやりたいと中村さんに相談したら「じゃぁその前に仕上げてやる!」と2日間くらいであっという間にやってくれました。

中村:店の入口をオープンにしてね。見物客も多いけど祭半纏や法被姿の人がいっぱい通ってね。大人も子どももカッコいいんですよ!

内田:店頭でグラスワインやビールを売ったり、ちょっとしたおつまみも用意して、今度オープンしますという宣伝も兼ねて出店しました。昨年は陰祭りだったんですけど、すごかったです。今年は大祭で本社神輿が出るからもっと盛り上がると思います。

中村:お客さん目の前にして褒めるのもなんですが、そのときお手伝いに来た人もみんな素晴らしい人たちで和気あいあいとしていました。マスターの人柄ですねぇ。いい人が集まって自然といい雰囲気ができあがる。それを見て私も安心しましたよ。

 

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―すごくいい兄貴というか頼れる相談役なんですね。

内田:そうなんです。何か困ったことがあったらすぐ中村さんに相談していました(笑)。オープン当初は変な業者から結構電話がかかってきたんですよ。電気代を削減する機械が何とかとか…。それで社長に相談したら「そんなのは止めておきなさい」と言われてすぐ断りました(笑)。

中村:そうそう、よく電話がありましたね(笑)。とにかく個人でやる場合は特に、そういういかがわしいのからおしぼりやマットのレンタルに有線など、さまざまな業者から電話がかかってきたり訪問があったりします。工事中にもよく来ますけど、分かった、オーナーに伝えておく!と言って名刺がゴミ箱行きです(笑)。お店には家賃と光熱費、人件費といった固定費が必ずかかりますから、余計なランニングコストは極力抑えた方がいい。特に飲食業は波がありますからねぇ。

内田:そういうところにお金をかけるんだったら材料にお金をかけて、お客様に還元した方がいいですからね。中村さんには施工のことだけでなく、本当にいろいろ教えてもらいました。
―満足度は何点ぐらいでしたか。

内田:もちろん100点です!とても満足しています。

中村:打合せはないですからね(笑)。普段からたとえ仕事であっても人と出会ったらコミュニケーションを何より大切にしています。ただ仕事のやりとり、ただお金のやりとりだけだと長続きしませんし良い関係を築けません。もちろんABC店舗の指定業者として一つひとつ真剣にやっていますし、私どもの仕事がABC店舗の評価にもつながる訳ですから気をつけるのは当たり前ですね。でもこうして目の前でオーナーさんに褒めていただけると、やっぱり嬉しい、本当に嬉しいです。

◆中村さんの印象◆
初対面からとてもフレンドリーでした。おもしろくて優しい方です。いろいろな面で同じ立場になって考えてくれるので、とても仕事がしやすかったです。たとえば看板のロゴや色、大きさや材質などにある程度のリクエストを出すと、それに沿ってパターンを作ってきてくれて、その中から選ぶという感じでした。ロゴは漢字とアルファベットがあって字体にはこだわりました。ドアのアルファベットは中村さんが気を利かしてここにもつけようと提案してくれました。店の角にあるアクリルボードの看板も中村さんの提案で、そちらは漢字で作ってくれました。内装以外にもいろいろ相談に乗ってくれて本当に心強かったです。

★ 篤-ATSU-★
住所:台東区東上野3-34-9 ステージファースト上野101
TEL:03-5826-4144
営業時間:(月〜金・土・祝前)11:30〜14:00/17:30〜22:00
定休日:日曜日
ホームページ:http://www.atsu40.com
ヒトサラ:http://hitosara.com/0006070526/

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