開業実例

成功者インタビュー

Concept

日本酒もおつまみもオール500円
もっと気軽に日本酒を楽しんでほしい!

吉祥寺銘酒立呑 米〇

加藤 洋平さん

飲食業との出会いは16歳。たまたまアルバイトしたお寿司屋さんの店長が日本酒好きだったことから日本酒と触れあう機会を得る。その後、居酒屋を数店舗運営する会社に勤めて経験を積み、25歳で退社。約1年、日本各地の蔵元を訪ねたりして土台を作り26歳で「日本酒居酒屋 ひまり屋」を開業した。2015年6月に3店舗目となる「吉祥寺銘酒立呑 米〇(こめまる)」をオープン。高コスパで気軽に銘酒を楽しめる店として評判となっている。

★吉祥寺銘酒立呑 米〇★

住所:武蔵野市吉祥寺南町1-11-5-B1F
TEL:0422-24-9222
営業時間:(月~金)17:00~1:00 (土)15:00〜1:00 (日・祝)14:00〜22:00
定休日:無休
店舗情報:【 HP 食べログ 】

吉祥寺駅から徒歩2分
こだわりの銘酒とおつまみをワンコインで

JR・井の頭線の吉祥寺駅公園口から徒歩2分。居酒屋や飲食店が軒を連ねる通りを行くと、カラオケ屋さんの入るビルの地下に「米〇」はある。店へ下りる階段手前に信号機がついていて、一目で営業中か否かが分かるようになっている。オーナー加藤さんの遊び心が伝わってくる仕掛けだ。
「米〇」は、駅の近くでカジュアルに日本酒を楽しんでもらえる立ち呑みの店という新しいコンセプトで手がけられた。最大の特徴はこれらが全て500円(税込)ということ!おつまみは1品または2品で500円、日本酒は基本は7勺(126ml)、メニューに星印があるものは5勺(90ml)と分かりやすい。店名は「日本酒=米、ワンコイン=〇」のイメージから名づけられた。
ワンコインながらお酒にもおつまみにもこだわりが詰まっている。店内に入るとまず目に飛び込んでくるショーケースには、いかにも日本酒が進みそうなおつまみの瓶詰めや新鮮野菜、海の幸が並んでいる。人気メニューの新鮮野菜は、栃木の川田農園に何度も加藤さんが足を運び、無農薬で安全な美味しい野菜を仕入れている。そして目を上げると棚の上には日本酒がズラリ。すべての都道府県の日本酒が揃っていて、その他も合わせ全国各地の銘酒が100種類以上常備されている。こちらもすべて加藤さんが蔵元を訪問し、造った方と会話し、自身の舌で確かめたものばかりだ。取材時は冷蔵庫に80本、お燗向きのお酒も常温でかなりの本数が並んでいた。立呑となっているがいくつかハイチェアも用意してあり、サクッと飲むのもじっくり飲むのもお好み次第だ。

スタッフの働きやすさが一番大切
地下の盲点だった厨房機器の搬入…!

加藤さんがお店作りで大切にしていることは「スタッフが働きやすいこと」。たとえば使えないことはない冷蔵庫があったとして、効きが悪いことがストレスになるのなら買ってしまえという訳だ。「空調」も欠かせない。入口付近が寒い、扉が重たい、臭いが気になる、煙を掃かないetc.これらは吸気と排気のバランスが悪いから起きること。これだけは後から気づいても変えられないため、初めに徹底的にチェックする。特に日本酒の香りも楽しんでほしいため、空気の流れには非常に気を遣っているそうだ。働きやすい環境作りがお店の楽しい雰囲気につながり、それがお客様にも伝わるのだ。

加藤さんが地下にお店を出すのは2店舗目だが、今回は厨房器具を入れるのに非常に苦労したという。理由は階段が真っ直ぐではなく曲がっていたから。お酒用の大型冷蔵庫はポンプを切ってギリギリ通ったが、設置の際にはビル全館の給水を止めてもらう必要があり、補償も含め手続きが大変だった。ショーケースに至っては組み上がったものは搬入できないと後から判明。本来業者の確認ミスであったため店内で組み直すことになったが、オープンに間に合わないと言われ、交渉の末ギリギリ間に合った。地下のお店は外の暑さ寒さに左右されにくく、隠れ家感も作れるなどいいところもあるが、こういう苦労は今回初めてでまさに盲点だったと話してくれた。

せっかちから生まれた(!?)お待たせしないおつまみ
日本酒で全国制覇ができる店!

「米〇」のおつまみのほとんどはあらかじめ瓶に詰めてショーケースに並べられていて、注文すればパッと出てくる。蒸したり焼いたり調理されるメニューは、これらをつまみながら待てばいいのだ。このアイデアは「全国せっかち選手権に出たら1位を取れるくらいせっかちなんです(笑)」という加藤さんの性分から生まれた。お客様を待たせないことはもちろん、オーダーが溜まって焦るようなストレスがなく、何がどれだけ出たか一目瞭然といいこと尽くめだ。お浸しや塩辛を盛り付けることに時間を割くのなら、日本酒を出すときに言葉を添える方に時間を使いたい。そんな思いもある。日本酒には身体にいい成分がたくさん入っていて、日本酒をよく飲む人は肌を見ればすぐに分かるそうだ。日本人なのに日本酒を知らない人が多いと嘆く加藤さん。「上手く飲めば残らないし身体にいいので、飲み方が分からない人は遠慮なくスタッフに聞いてほしい。いくらでも教えますよ!」と笑顔で語ってくれた。

日本酒を知れば知るほど、食や歴史、焼き物などさまざまな分野にも興味を持ち、日本が好きになったそうだ。「約3年前に鹿児島の焼酎の蔵が日本酒を造り始めて全都道府県の日本酒が揃いました。中にはそんなに美味しくないものもありますけど、もし自分の県のお酒だけなかったら寂しいでしょう?」。お店には全国制覇スタンプカードが用意されていて、飲んだお酒の都道府県にスタンプを押してもらえる。すでに全国制覇を成し遂げた猛者も数人出ているそうだ。
「米〇」は一律500円なので伝票もペンも必要ない。すべて席に設置されたカウンターでカウントしているのだ。カウンターと瓶詰めおつまみのスタイルは、満席でも2人で回すことができ人材不足も補える。今後いい結果が出たら、このスタイルで展開することも頭の片隅にあるようだ。「全国の蔵元さんとつながってるので、料理に対しても僕らは嘘をつけない」。そんな想いがあるからこそ、これからもこだわりの日本酒と料理で私たちを楽しませてくれるに違いない。

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