開業実例

成功者インタビュー

Concept

さまざまな調理法で馬肉を堪能できる店!
資金ゼロから開業し13店舗にもなった秘訣とは…?

泡と馬 壱萬馬力

小川 雅弘さん

大学卒業後、SE(システムエンジニア)として勤務。だが何らかの形で起業したいという夢を実現するために1年で退職。退職後3ヵ月で大阪にて開業、その後東京でライナ株式会社を設立し、独自の方法で四ツ谷に最初の店をオープンさせる。店舗ごとに特色を持たせて事業を展開し、1月に13店舗目となる「泡と馬 壱萬馬力」をオープンさせた。

★泡と馬 壱萬馬力★

住所:新宿区四谷2-3-19 大新ビル1F
TEL:050-5784-3401
営業時間:(月~土)17:00~24:00
定休日:日曜日・祝日
店舗情報:【 HP ぐるなび 】

馬肉料理に舌鼓を打ちつつ
いろいろなスパークリングが楽しめる店登場!

四ツ谷駅から徒歩4分。新宿通りを四ツ谷三丁目方面に向かって進み、三井ガーデンホテルを右折してすぐ一本裏通りに入ると「泡と馬 壱萬馬力」の大きな提灯が見えてくる。あちこちに蹄鉄と馬のイラストが飾られ、この店のコンセプトがガツンと伝わってくる。ここは店名の通り、馬肉料理が自慢のお店。その日に美味しい部位を5点盛りで食べられる馬刺しや、刺身でも食べられる新鮮な馬肉の焼肉、馬肉のにぎり寿司などさまざまな食べ方で楽しめるのだ。一方「泡」は赤・白のスパークリングワインをはじめ日本酒もこぼれ枡で提供している。そして獺祭スパークリングをいつでも飲めるのも魅力の一つだ。「通常なかなか入らないお酒ですので、お客様に喜んでいただける商品です」とオーナーの小川さん。もちろんお客様の評判も上々だ。正式オープンまで2週間弱のプレオープン期間を設けて、姉妹店の常連さんに来てもらいご意見をいただいては改善して反応を見て…と、どんどんブラッシュアップしてオープンを迎えた。「泡と馬 壱萬馬力」も他店同様に大々的な宣伝はせず、姉妹店に貼り紙をしたり、ぐるなびに登録したくらいだそうだ。3ヵ月くらいかけて四ツ谷で働く人々に認知されていけばいい店に育つと感じている。

好調な出だしから一転、一文無しに…
驚きの資金調達法で東京での1号店開店を成し遂げた

小川さんは兵庫県のご出身。就職後1年で退職しなんと3ヵ月後に起業。起業できればジャンルは何でもよく、いろいろ考えた末にキャッシュフローの良さと、最初の一歩として誰でもできるのではないかと勘違いして(本人談)、飲食業を選んだ。日銭が稼げて最悪失敗しても食事には困らないのでいいんじゃないか…と。驚いたことに、それまで飲食店の経験はなかったそうだ。大阪の土佐堀で古いビルを1棟借り上げ、1Fをテイクアウトのカフェ、2Fをステーキハウス、3Fを事務所兼倉庫、屋上を夏期限定のバーベキューとして、仲間と手作りしオープンさせた。小川さん曰く、「今考えるとクォリティは高くなかったが、この企画がたまたま上手くいった」そうで、行列ができる店になった。2店舗目を梅田に出し、3店舗目を出そうか…という時期に悲劇が起こる。出店資金をまるまる騙し取られたのだ。
大阪ではもう難しいと感じた小川さんは一から出直すためになけなしの44万円を持って東京へ。当時25才、再起をかけた勝負が始まった。
まずは会社を設立したもののお店を出そうにも資金がない。そこで思いついたのが「オーナー制度」だ。知り合いの会社に協力してもらい、「あなたも40万円でお店のオーナーになりませんか?」と呼びかけ、ランチ無料やディナーのドリンク2杯までサービス、ご来店の際にはオーナーとお呼びするなどの特典を付けた。最低限の開業資金として10人集め、初期費用と1ヵ月分の家賃を確保した。そこで出会ったのが居抜きだ。以前から内装は自分たちで手がけていたので、居抜きの方が初期費用を抑えることができたのだ。やると決めたら行動が速い小川さんは、会社設立からたった3ヵ月で1店舗目をオープンさせた。2店舗目までオーナー制度を導入し、3店舗目からは自己資金で店を出せるようになった。この4月に丸9年、10年目を迎える時点で13店舗までになった成功の秘訣はなんだろうか…。

お客様が驚くメニューと高いコストパフォーマンス
独立支援制度でスタッフのやる気を応援

ライナが新規開店する時の大前提は、初期費用をあまりかけないこと。その分をお客様に還元しコストパフォーマンスを高くするのだ。そして世の中の流れに合わせた業態開発を続けてきた。いつしかそれらが現在のライナグループの強みとなった。とはいえ貝・肉・マグロなど店舗ごとに特色を持たせた業態では、新店舗を立ち上げるたびに一から仕入れ先を探すことになり全国を飛び回る。今回の馬肉は入手先も生産量も限られていて特に苦労したそうだ。コスパにこだわり、お客様が驚くメニューを必ず入れるというコンセプトの裏には、地道な努力が隠されている。ライナでは、ある程度仕事を覚えたスタッフは手を挙げれば店長になれる。守らなければいけないのは、コンセプトとメインとなる3品ほどの商品、コスパがいいように工夫すること。その他のメニューやキャンペーンなどは許可がなくとも自由に実行でき、まさに1つの店舗を自分で経営しているようなものだ。店長の平均年齢は30才前後、23才の店長もいるそうだ。今までほとんどの店作りに関わってきた小川さんだが、「泡と馬 壱萬馬力」はコンセプトからメニュー、店名にいたるまで役員とエリアマネージャー、そして店長の3人にほぼ任せた。それだけ人が育ってきていると実感している。
昨年、独立する者が出てきたことをきっかけに「独立支援制度」も導入した。飲食業はやっていて楽しいし一国一城の主になれる仕事だが、維持するのが難しい仕事でもある。会社の経営理念は「グローアップ(=成長する)」。独りよがりの成長ではなく、一緒に働くスタッフやお客様と共に成長していこうという理念に共感し頑張ろうとする人は、とことん応援するのが小川流だ。

知恵と努力でお客様を喜ばせることができる!
ビール醸造に焼肉チェーンとチャレンジは続く

起業できれば何でもいいと始めた飲食業だが、今は「めっちゃ楽しいです!」と笑顔で語る小川さん。知恵を使って工夫すればお客様を喜ばせることができる、努力の結果がすぐに見える、そこに魅力を感じている。新しい業態を作るたびにいろいろな勉強をすることも楽しいと言う。
ビールが大好きな小川さんは、ビールが好き過ぎてついに新宿御苑の店舗の一角にビールの醸造所を作ってしまった。構想から2年、ついに正式に許可も下り本格的に始動した。まずは全店舗に置くことが目標、いずれは販売も視野に入れている。
さらに今までは全店違う業態の店を出してきたが、業態を焼き肉に絞って10店舗ほどのチェーン店にする新たな展開モデルを考えている。これは小川さん自身が手がけるチャレンジだ。今まで思い立ったら即実現してきただけあって、この焼き肉店がお目見えする日はそう遠くないだろう。どんな驚きでお客様を喜ばせるお店になるのか、楽しみに待ちたいと思う。

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